山室新聞「やまぼうし」第51号

春のご祭礼

去る4月11日、冷たい雨降りのなか今年の春祭りが開催されました。残念ながら子供みこしも中止せざるを得ない状態ではありましたが、納楽が復活し生演奏の元祭事がしめやかにとり行われました。
本来なら各集落にて脈々と受け継がれるべき「むらの伝統、文化」が次第に消滅してゆくこの時代ですが、このように納楽を約45年ぶりに復活できたことは、非常に価値のあることと思います。今後この伝統が山室地区で継承され続けることを期待します。
納楽の復活に対しては、宮之下地区の納楽メンバーに大変お世話になりました。感謝しています。

春祭り恒例のお母さんたち(なかよしクラブ・カルチャークラブ)の暖ったか料理。今年のメインは、生産組合の土垂れ芋を使った「おいな汁」と「土垂れコロッケ」です。はじめて熱々の土垂れコロッケをいただきましたが独特の食感で美味しく、取り分け山室版B級グルメといったところでしょうか。若い人たちからは「カレー風味を加えたら・・・」などの意見もあり、とても好評でした。


新宮守の岡村俊明さんと還暦の奥さん


生産組合稼働開始


育苗センター苗の搬入

4月13日「こしいぶき」の芽だし苗が搬入されました。この後25日までに「こがねもち」「コシヒカリ」が搬入され育苗作業が本格的に開始されます。今年は、ハウス育苗が約4,900枚。プール育苗が約3,000枚。合計で約7,900枚の育苗作業が行われます。生産組合の方々、特に育苗管理をしていただく女性の皆さんには出荷までの間、気の休まらない管理が続きます。毎年のことながら頑張っていただき感謝いたします。


生産組合春耕作業開始

4月24日から生産組合の春耕作業が若手オペレーターによって開始されました。ご存じの通り、圃場も農道も狭く、圃場乗り入れなど特にオペレーターは神経を使い作業に当たっていました。これから田植え終了まで彼らの活躍は続きます。
地区内の皆さんに於かれましても、農道、乗り入れ口など条件の悪いところが多くあります。事故や怪我などないよう、これからの農作業には十分注意しましょう。



山室神社花見

4月24日に、1、2組恒例の合同花見会が山室神社で行われました。今年は桜の開花が遅く、神社の桜はまだ花見には早いようでしたが、農作業の時期が迫りやむなく強行しました。折からの寒さでストーブを焚きながらの宴となりましたが、1、2組のお母さんたちのあったかい手料理(おでん・焼きうどんなどなど)に、皆さん大変満足していただきました。
途中この24日が、生産組合長の誕生日であることが分かり、お母さんたちの「ハッピーバースディーの大合唱」と共に更に盛り上り、親睦を深めた宴となりました。


山室地域看板設置

各集落ごとに特色を掲げた看板を設置しています。山室は「清水と山ぼうしの里」と題して作っていただきました。国道から村内へあがる道の入り口に設置してあります。ほかの地域の看板もどこにあるのか探してみませんか?