山室新聞「やまぼうし」第64号

山室生産組合


生産組合の3台目となるトラクター(セミクローラー)が5月1日納車されました。お祓い・業者からの取扱説明の後、早速ブロードキャスターが取付され、特殊有機肥料(名称:元気ゆうきくん)の散布が行われました。今回は、当地区の「米作りの匠」の3名が、合わせて約40aのほ場に10a当たり大凡200㎏を基肥として、この有機肥料を試験的に散布しました。「倒伏し難く(倒れても茎が折れない)、食味が向上し、収量も多くなる」と、いいことずくめの有機肥料と言われています。魚介類(魚のアラ・蟹・海老など)が50%、その他おから・米糠など50%を基準にして作られているとのことで、堆肥特有の臭気は無く、サラサラの粉末状態であり、ブロードキャスターで容易に散布可能で、魚粉の香ばしい臭いがしました。秋の収穫時には、結果の報告が出来ることと思います。乞うご期待というところでしょうか。同日ロータリーに付け替えて、早々に春耕作業が開始されました。今回納車されたKL3450は、現在の主力CT551に比べれば小型ですので、ほ場整備前の狭いほ場での活躍が期待されます。(CT551を使いこなす若手オペレーターには、少々もの足らないようですが・・・。)


CT551_現行の主力機



新トラクター 操作説明を聞きました。現在のCT551のトラクターに比べ、新規に購入したセミクローラーは小型ですので、狭い圃場で活躍しそうです。



ブロードキャスター(粉体の肥料などを散布する機械)を取り付けして、有機肥料を散布しました。畑にも有機肥料は使用します。
品質・収量など結果が良ければ、来年度は更に有機肥料の使用を推進する予定です。


ほ場整備調査事業始まる


ほ場整備事業の調査事業が開始されました。5月1日県、市などの関係者による土壌調査が、上ミ田のほ場8箇所で行われました。この土壌調査の後、現況調査、事業計画の策定などの調査事業が、これから3年間に渡り順次進められます。


圃場整備事業開始 今年度から開始されました。
まず1年目から3年目まで、調査事業が行われます。最初の調査として、5月1日に土壌調査が行われました。



福昌寺大般若法会


5月5日、恒例の山室福昌寺大般若法会が、今年は、近郊の21ヶ寺のご老師をお招きして行われました。我々参加者は、経本の転読の風に当たりましたので、今年一年無病息災で過ごせるものと期待しています。
いつもの事ながら、本堂の格天井に描かれた花鳥風月の絵112枚は立派なものです。この格天井絵や欄間の彫刻は、職人さんがお寺に住み込みで(滞在して)作製したものだそうです。それぞれに当時の職人さん達のパワーが感じられます。


大般若法会 経本を捲る風に当たると病気をしないとのことでした。



格天井の絵